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ダニ&コバエ対策 |
クワガタ・カブトの飼育を始めると一度は経験すると思われるコバエ&ダニの大発生。 このため奥様やご家族に白い目を向けられ片身の狭い思いをしているお父さんや、飼育を断念してしまった方もおられるのではないでしょうか? 一般的にはこれらの不快虫を100%防ぐ事は不可能とされていますが、あきらめるのはまだ早いです。ここでは、私がこれまで行ってきたコバエ&ダニ対策の数々を紹介していきます。 さあ、ミッションスタートです。(笑) 注意:こちらで紹介している方法は当方でも十分安全確認を行っていますが、これに よる生体の死亡や事故につきましては保障出来ません。 あくまで自己責任のうえでお試し下さい。 |
1.コバエ対策 | ||||||||||||||
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2.ダニ対策 | ||||||||
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ダニ対策(成虫編) | |
成虫に付くダニは一般的にはクワタガと人体に無害と言われていますが、所詮はダニですのでまったくの無害とは 言い切れません。また、ダニにびっしり覆われたクワガタの姿は決して気持ち良いものではありませんし、前述の 「ダニの好む環境」でも述べたように本来家に住んでいるイエダニやコナダニの発生源にもなりかねませんので、 しっかりとダニ対策をしていきましょう。 |
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MISSION 1:ダニ取りブラシで落とす (オススメ度:★★★☆☆) | |
成虫に付くダニの落とし方として、以前から水を流しながら歯ブラシでこすって落とすという方法があります。 確かに有効な方法なのですが、ダニは上翅の下や関節の隙間に隠れているため完全に取り除く事は出来ません。 また、ダニが繁殖出来る環境に戻せばたちまち再生してしまいますので、一時しのぎの対策といえます。 ちなみに、便利グッズでご紹介しているダニ取りブラシ(ドルクス暖家製)が使い易くてオススメです。 |
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MISSION 2:防ダニスプレーや防ダニパウダーを使用する ※注1 (オススメ度:★☆☆☆☆) |
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成虫に吹き付ける防ダニスプレーや、マットに混ぜて使用する防ダニパウダーのような商品がありますが、発酵マットのようなダニが繁殖しやすい環境ではほとんど無力ですので、使用する場合は注意しましょう。 | |
MISSION 3:成虫管理に発酵マットを使用しない (オススメ度:★★★★☆) | |
ダニ対策の基本は繁殖しやすい環境を作らない事です。 特にクワガタやカブトムシの幼虫のエサになるようなマット(広葉樹系マットや発酵マット)を成虫管理に使用しない 事が第一です。 それでは一体どんなマットで管理すれば良いのでしょうか? ここでは私がこれまでに試してきた色々な成虫管理方法をご紹介したいと思います。 |
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1.水ゴケを使用する (オススメ度:★★★☆☆) | |
保湿性が高くダニの再発率も低めです。 また、クワガタの転倒防止にも役立ちます。 一見悪いところは見当たりませんが、個人的には長期使用時の臭いが気になりました。 あとケース洗浄時に流し等が詰まらないように注意が必要です。 |
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2.針葉樹系のマットを使用する ※注1 (オススメ度:★★★☆☆) |
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ダニの再発率は低めですが、保湿性が悪くて乾燥が早いです。特に乾燥はフ節落ちの原因になりますので注意が必要です。 | |
3.防ダニマットを使用する ※注1 (オススメ度:★★★★☆) |
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色々なメーカーを試してみましたが、現在もっともオススメなのがファーム'S製の防ダニ消臭マットです。 特にドルクス属に付くクワガタナカセ*1と呼ばれるダニに対して高い威力を発揮します。 但しダニの種類によっては効果が低い場合もあるようで、当方ではやや小さめの薄茶色のダニに対してはあまり効果が感じられませんでした。 また、マットの鮮度が落ちると効果も低くなるようです。 *1 クワガタナカセ: ドルクス属に見られる白い大きめのダニ。 動きが早く野外採集品(WD)では付着している可 能性が極めて高い |
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MISSION 4:ケースの周りに水を張る (オススメ度:★★★★★) | |
成虫管理におけるダニ対策の基本は発酵マットを使用しない事ですが、クワガタを繁殖させる(採卵する)ためには発酵マットが必要です。 そこでオススメなのがケースの周りに水を張るという方法です。ダニは基本的に泳ぐのが苦手なので進入防止はもちろん、万が一発生してしまった場合の拡散防止にもなります。 尚、使用するのはホームセンター等で売っているようなキッチンパッドで十分ですが、必ずプラスチック製のものを使用して下さい。(アルミ製のものに水を張ると穴が開きますので・・・。(^^;) |
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※注1 メーカーによっても効果が異なると思いますので一概にはいえません。 |
ダニ対策(幼虫編) | ||||
菌糸瓶に群がるおびただしい数のダニ・・・まさに百年の恋も冷める一瞬です。 無造作に菌糸瓶を置いて飼育していると、かなりの確立でこんな現象に遭遇します。 また、成虫と違って一度発生してしまうとその瓶の個体は羽化するまでダニとお付き合いする羽目になります。 (瓶を交換しても必ず発生します) 更に他の瓶にもダニが飛び火して一本、また一本と増えていく様は想像したくもありません。 しかしながら「ダニが嫌ならクワガタ飼育を辞めるしかない・・・」と言われるほど、ダニの発生は避けがたいのも事 実です。(私も何度挫折しそうになったことか・・・。(^^;) でも諦めてはいけません!確かに百パーセント防ぐ事は不可能かもしれませんが、この不快な状況を少しでも軽 減する事は可能なのです。 |
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MISSION 1:瓶の下にダニアースシートを敷く (オススメ度:★★☆☆☆) | ||||
ダニの発生した瓶をダニアースシートの上に置くと、瓶から出てきたダニが瓶の底に沿って死んでいる事が確認出来ていますので、ある程度の効果は見込まれます。 しかしながら、瓶から離れた場所まで移動しているダニも居たため、これだけでは瓶への進入・拡散防止としては不十分といえます。 ちなみに、このシートが原因と思われる成虫&幼虫の死亡は今のところありませんので、生体への影響は少ないと思われます。 |
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MISSION 2:蓋にビニールテープを巻く (オススメ度:★★★★☆) | ||||
PPボトルの菌糸瓶の本体と蓋の間は隙間が大きく、この部分からダニの出入りが可能なためこの部分にビニールテープを巻くという対策は非常に有効です。 (ただし、通気穴の形状*1や通気シールの種類によってはその部分から出入りされる可能性があります。) また、キノコが発生する温度下(20℃以下)ではキノコを取り除くのが難しい(テープを剥ぐ必要がある)というのが欠点です。 もっとも、キノコが発生する温度であればダニはあまり活動しませんが・・・。 *1 通気穴が小さすぎると酸欠になる恐れがあります。 |
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MISSION 3:タイペック&ビニールテープで蓋をする (オススメ度:★★★★★) | ||||
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私が行っているダニ対策で現在もっとも有効と思われる方法です。まず、タイペック(詳しくは便利グッズ参照)を菌糸瓶の口の大きさに合わせて切り、ビニールテープで固定します。蓋はしてもしなくても良いと思いますが、重ね置きするのであればしておきましょう。 ちなみに、蓋に付いている通気シートはスポンジ形状のものや紙一枚程度なら特に問題ありませんが、気になるようでしたら外して下さい。 少なくとも当方ではこれまで酸欠と思われる暴れや死亡はありませんが、G-potはシートが二枚重ねなので一枚くらいは外した方が良いかもしれません。 欠点は「MISSION 2」同様キノコを取り除くのが難しい事です。(苦笑) 最後に余談ですが、タイペックと似たものにタイペスト紙というものがありますが、こちらはダニの出入りが可能なようです。尚、キメが粗いせいなのか食い破られているのかは定かではありません、恐るべしダニ・・・。 |
ダニ対策(成虫&幼虫共通編) | |
MISSION:飼育棚の周りに水を張る (オススメ度:★★★☆☆) | |
理論的には成虫編の「MISSION 4」と同じなんですが、こちらは飼育棚ごと隔離してしまおうという作戦です。 ただし、棚の中ではダニが自由に移動可能なので、他の対策と組み合わせて行った方が効果的だと思います。 欠点は水受けが水垢などで汚れた時に、棚が乗っているため掃除しにくいといった所でしょうか。 |
Contents |
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